月別アーカイブ: 2018年11月

漠然と記したもの(自由詩的なもの)

漠然と書き記したもの、さらに作詞中にメロディに当てはまらなかったものが書きかけの自由詩のような形として残りました。「くるくる」は幸いと本物の詩です。完成前の原型のものや、メロディに詩を当てはめている途中のものもあります。今後の作品の中で活かすことができたら良いと思います。(Things that were vaguely written, and those that did not fit in the melody during the lyrics remained as a free poetry style of writing.“Kurukuru” is a real poetry fortunately. There are things of prototype before completion and things on the way of applying poetry to melody. I hope I can make use of it in future work.

『くるくる』
軽い翼で世界を見渡せば 見えてくる 繊細な自由の中で
君に泊まっていたらなんだか心地よくて
いくつあっても足らない目で 追いかけて君のトリコになる
僕のパノラマはいつも君にだまされちゃう午後
君の魅力にイチコロ 君の魅力は本物
きみの魅力から離れない

“Spinning”
You can see by looking at the world with light wings. In delicate freedom
It was kind of comfortable if I stayed at you
I have my eyes short of anything, I will be captivated after you chasing you
My panorama is always fooled by you, in the afternoon
I knock down to your charm, your charm is real
I will not depart from your charm

 

『願いのマンボー』
気まぐれじゃなくて ただの偶然でも そのために生まれて
気の迷いじゃなくて 単なる奇跡を 頭から離さない
君が気付くまで やらかいニュアンスを 海水で暖めて冷やさない
君のテリトリー 君にENTRY 最後のマンボー
奥深い夜に苦しんでいるよ 見つけてくれるまで
恋人と呼ばなくても 柔らかいユーモア
君の全てが今日も 僕だけのユーモア
君の全てが 僕だけのユーモア
指輪で契らなくても 暖かいユーモア
君のせいで浮き上がって 現を抜かしたいよ 見極めたいよ

これ以上1人で泳げない
君なしで絶望 君ありを熱望

『ビター』
君の唇は 南の方で湿らせる程の楽園
君の口づけは 西の方で和の匂いがする都
分け合うのはイヴニング 溶ける前にEVEN でもとろけそうなEVEN
そして 飛び降りたつもりで 君に溶けている
ほろ苦い夜 ほろ苦い男

『会えないまま』
何回僕は君想う 何年僕は君想う
何回君は僕想う?何年君は僕想う?
何年僕は君が好き?

『』
雨が上がった 君が笑った
水溜まりに映った 悲しみは消えた
雨が上がった 君が笑った
雨雲を破って 青空が笑った
雨が上がった 君が笑った
水溜まりに映った 虹色で笑った

『』
冬の陽だまり 待ち合わせ
遠目でも すぐに分かるよ
君のしぐさで

『』
物語はついに クライマックスのあの辺り
僕の胸のリズムは ゆだねるただのガタゴト

だけど僕のむなしさは 君がいない方角
まだ 間に合って欲しい 遠く
まだ 間に合って欲しい 振袖のローラ

『お互いの前で』
君はどれくらい君自身をオススメ?
僕はどれくらい僕自身をオススメ?

『君のようなもの』
ひらめきとは君のようなもの
もったいぶっているのは そう ひらめきを待っている
もったいぶっていると言いながら
それは知らないどこかに既に存在している何かに向けて
待つことで近づいている 言わば 駆け引きで誘っている
ひらめきを信じないで
信じていればひらめいている
君のような朝に

『大人になって』
僕の隣においでよ 悪い夢ばかりでも
君の未来は遠ざかってなんかいない
ひたすらの夢中で空っぽだけれども
1つずつ1つずつ気が付いて
君が幸せになる隣に僕はいたい

『FACELESS ON THE HILL』8分の6拍子
もう誰も待っていない 僕は顔を洗っている
昨日と明日が混ざっている 違う景色(誰か)を求めて

誰も思い出したくない 君じゃない誰かを
誰も目に映らない

どこへ向かっている

君よ わずかな奇跡を君も信じるなら 同じ行く先を示して
君よ わずかな奇跡を僕は信じてるんだ 同じ行く先を示して

『』
2人で1つの点になろう
そこから2人を始めよう
2人でどこへでも行くんだ

『』
僕は誰なんだろう
君が好きだと言っている
君はなぜなんだろう
僕が好きだと言っている

急ぐ いつもどおり町並みは
君の部屋までの形
君をほのめかす形
答えになるまでの形
切ない塊の形

『君暦』恋すちょう
藍色 白藤色 桜色 薔薇色 勿忘草 女郎花

君思い 相変わらず 君好み 昼下がり 表通り 君違い

花めぐり 君に酔えば 歌心 君の事 感じな がら 夢鼓
通り雨           水溜まり よけて通る 花小道

冬景色 ひるがえして 花衣 愛せない 他の誰も 君以外

花の色 君だけでも 花心

急ぎすぎないで やがて飛んでゆく 君の町へ 飛んでゆく
無理が承知でも 息落とさないで
難しくなる 気持ちからまって きっと蝶になる 君のもとへ 飛んでゆく

白すみれ 韓紅 薄葡萄 露草 山吹色 洒落柿

意味が無い 他の誰も 君以外

夏型になる ちょうどほどけてゆく 僕は君がいい 僕はずっと 君がいい

思いはまだ覚めていないよ
恋しているのはバレているよね

『末代の恥、荒野を制す』
意味深なムードに惑わされない
関係を求めない
その時 俺は旅に出る
荒地の覇者

『だから君がいいと言っている』
この機会を認めない
誰かの瞳を信じない

『文明ドロップアウト』
星の重力で生きている
人類のわだかまりを許して

風のメッセージに気付きたい
木々の安らぎで眠りたい
本当の風に癒されたい
ヒューマニズムから解き放たれて
名前を知らないその前に
あえて名もない「その花」がいい
名前の匂いが人間臭い
天然
人類の概念に辟易したら
そんなに人類は主役か?

理由も知らないさえずりと
野暮にも等しいその実のほころびと
清きせせらぎに敬意を表して

『』
最初からそこにあったのさ 愛しい世界はね
最初からそこにいたのさ 愛しい誰かがね
最初からそこにあったのさ 愛しいすべてがね

『』
超えて行くためのSTEP
超えてゆくためにリセット

『その原石、ここにあり。』
誰も気が付かない 誰の目にも見えてない

『お願い クランベリー』
お願い クランベリー くねったビルディング 窓辺でピザ
なぜだか きりがない 君が知る 君が言うばかみたい

今はまだミルフィーユの土手

お願い クランベリー 曲線の中のプール 沈みすぎるソファも カフェで
なぜだか きりがない 君が知るビター

ヘルシーな土日は君にあげる

火曜日に君をキュリアス

『恋の滝登り』
ミラクルを起こして
恋の 恋の滝登り
本当は アカショウビンだけど
今は
君に食いついてあげる 喜んで
君に食いついてあげる どうぞよろしく

安売りじゃないよ 偽物じゃないよ
僕はそんなにいないよ

冗談みたいに 食いついてあげる

『』
自分の腕と同じくらい細い
スティックで僕は毎日 おかずを叩いている

君はあさっても変わらないほどに忙しい

『WANTYOU』
胸元のあたりに 何か欲しいの?

君の耳元に重ねたい 君の胸元に飾りたい
あれもこれもじゃつまんない とっておきの
それは 欲求

途切れそうな遠い声に 君の居場所を案じたけど
改札の前で僕を待っている 君は必要

『』
手始めにリンゴ齧って
本日の空を案じて
幸いを

『』
手前のレバーを引いてから
左にあるピンを五つ上にはねて
青色が全て揃ったら
天井のフィンを見事に開放
フットスイッチで一気に上昇

『我らの時代』
とがらせたひんやり 沈まない熱で打ち消して
ぬくもりの鞘を手に入れて
我らはゆっくり伸び縮んで語ろう

悲しませた 遠い 遠い奥のほう
湧き水の駅で迎えて
我らはゆっくり伸び縮んで話そう

『2人のいつか』
君の誰か 僕の誰か 2人の誰か
君の誰かはここにいる

『』
そう ずっと 君を選んでいたい気もするけど
もう 君のバスに乗って

『消えない光』~小さな光、強い熱~
小さくて弱そうでも微かな熱い光
わずかでも滅びない光 まぶたの下で
君のために生きている強い熱
凍えていない 秘めた熱

『』

ガス燈が灯って

こころのありか やさしくひめたおまもり
こころのありか あたたかいしんのぬくもり

どうしても 明日を捨てない

『』
きらびやかな心
つい視線をそらせては響いてる心届けたい心

あの娘の前で伝えない僕はひとりぼっち
誰も知らない街角で1人輝いてる心

『自分チョコ』
独り占めの恩返しに
ひとりよがりのお返しに

『さらば、真夏の乙女たち』

『君をいただき!』

君の瞳が僕を見て 浮ついた肩のあたり

頂に立って さえずってみる
レンガ屋根の向こうの その先を信じてみる
淡いベリーの3粒ほど
君の笑顔に用がある

『』
走り出す 君のせいで
僕の愛は 君のものさ

『』
願い事は星に守られて ほら
降り注ぐ 日差しの中で

気まぐれな ひとりよがりの日曜日
昨日も昔も変わらない

何が巡っているのかも分からずに
時間だけは譲らないで流れた

紙ふぶき舞い上がる
はずむステップのように
あどけないままで浮かれている

響いている思い出か
しみ込んでいく現実か
口笛の強がりで認めない 見逃した

紙ふぶき舞い上がる
誰かのお祝いのように

深い黄昏の思い出と
それを裏返すかのような
柔らかなチープさを飲み込んだ

紙ふぶき舞い上がる
誰かの幸せのように
待たされて季節は浮かれている

類まれな

南風は何も知らない
何事も起こらない

花ふぶき舞い上がる
どんなに答えを示しても
どこかの誰かを愛しても

花ふぶき舞い上がる
誰かの幸せのその他は

とりあえず眠りましょう
できるだけ美味しい夢を見て
ウソのようなほとりから漕ぎ出して

改めて目覚めましょう
新しい世界の入り口で
戻ったつもりの笑顔で初めまして

『慰めるみたいに』
君を忘れない旅に出るから
君を諦めない旅に出るから
君が忘れちゃう旅に出るから
せめて知らんぷりでいいから
わざとらしくすれ違ってよ

『』
叶わないとしても 届かないとしても 俺のクロニクル

『』
一途って君のこと
一途って僕のこと

『』
誰かに作られたんじゃない
学んだすべては
忘れたすべては
君が過ぎ去った忘れ去った後
君への思いは保証したまま
机の下で眠ることにする
君への保証を捨てることができないまま

『』
君を見つめたそのときに
君を裏切らないそのことに
君はなんで気がつかない

見つめ合ったそのときに
君を裏切らないそのことは
君が気づかなきゃいけない

『』
暗闇から きみをCATCHする
裏側から きみを迎えにゆく
反対側から きみを受け止めにゆく

『』
目も合わせないで 挨拶もしないで
謝りもしないで お礼も言わないで
返事もしないで
愛されていることを 信じさせてあげる
裏切らないことに 気付かせてあげる

『』
それはハネムーン 二人だけの あからさまに 命を刻み
それはハネムーン 二人だけの あからさまな 態度を記す
それはハネムーン 二人だけの 悲しみも 追いつけない
ヒントをばらまきながら答えが飛んでいる

『』
僕の恋はバカ
あの娘であるというそれだけで

『きみをポケットに』

まともに映らないきみがすき
用があることにもはや用はない
きみを確かめ続けるだけ
ぼくはきみをたえず離さない

淡い擦り傷とナンセンスな異音
最後の1枚を決して消さない君
きみが忘れたくない記憶
きみを誇りにおもっている

ピント合わさないきみもすき
用がないことはもはや嬉しい
きみに触れて磨くだけ
ぼくはきみをたえず離さない

淡い擦り傷とナンセンスな異音
最後の1枚を決して消さない君
きみが忘れたくない記憶
きみを本気で抱きしめた

きみをあたためている
それはきみを・・・

『』
寂しそうなその横顔に
雪解けみたいな答えをあげる

悲しすぎるその疑問符に
パレードみたいな答えをあげる

『』
運命のあの娘

『かたち』

すすむほどにみえてくる
いささかなのまよいなく
わがままにもほどがある

なんの意味もなくて
なんの説明もなくて
ただあけすけに
誰も知らなくて
みんな知っている
どんな必要もなくて
妙な確信もなくて
不思議と心地のいいかんじ
別に理由もなくて
別に答えもなくて
不思議と自信に満ちていて
ただもうひたすらにありったけの
当たり前じゃなくて
分かりきっていて
見たことはなくて
会ったこともないけど
はっきりと溢れ出す
ごちゃごちゃ言わない
ごちゃごちゃ言っても
言葉じゃいけない
たとえはいらない

どんな違和感もなくて

ななな純文学論

さて、2014年にビル風の合間を一人アルバムをひっさげてさえずってみたものの、ごく普通にというか、さりげなく一般的な態度を示すというか、緊張していました。既に傷ついていらっしゃる方もたくさんおられるかと思います。大変多大なるご迷惑をおかけしてまことに申しわけありませんでした。

 

他のことできめ細かく考えている場合なかなか盲点に気が付くまでが遅く時間がかかる場合のほうが多いかもしれませんが、現状で個人的に分かる範囲でどういったことだったのか列挙してみました。

 

  • 他者が存在しない視点、あるいはファインダー越しの感覚でしか自分の言動を見ることができなかった。
  • 社会の様子を岩場の陰から覗き込むように伺っていた。しかし最終的には高慢な態度だったということが後々になってじんわりと伝わってきてしまった。
  • ただなんとなく冷たい涙に浮かべてしまったチョコの短編をできれば長編にして読んでみたかった。
  • 職人芸の技法においては試行錯誤の連続であったが、その時はまさか徒砕嗅碗などできるわけはないと思い一旦足踏みしたものの、やはり気になり改めて徒砕嗅碗の案を練り始めてみたところ、まぎれもなくこれこそが夏椿懐煎碗であった。その後私は程なくして群実冠緑玉碗を生み出すに至ったわけではあったが、それにしてもあの夏椿懐煎碗を実際まろやかにやさしく包んであげたかった。
  • 視界の範囲が非常に狭く公衆の面前で赤いトートになってしまった。
  • 実生活でのむしろ気を使い過ぎな面がなぜか真逆になって表れてしまっていた。
  • うつらうつら夢うつつだった、もしくは人や現実から遠ざかっていった。反射だった。カラッと晴れた眼差しで真価を見極めたかった。
  • いつの間にか平穏な言動(文体)であることに対して、自ら独特な視点で分析し、もっと穏やかにね、とうっすら感じてはいながらも、その場でひらめいた起伏の激しいアイデアをともかく優先させられずにはいられなくなってしまっていた。
  • 大学に入ってから日記をつけ始めていた。最初はさっぱりとしていたが、忘れた頃に読み返したとき詳細が分かるような記述になっていってしまった。それはつまり無意識のうちにトリコになって何かに没頭するというその背景や経緯が何だったのかを捉えたかったのかもしれなかった。ハッて気がついたらものすごい聴きまくっていて、一体どういう理由でこうなったのか知りたかったみたいなことであった。
  • 日記じゃないんだぞ感を数日後に認識してしまっていた。
  • 群馬に帰ってからはしばらく母におむすびを作ってもらい1日図書館の奥の日当たりの良い机で密かに音大を目論みドイツ語を勉強していた時期もあった。しかしせいぜい形容詞の格変化ぐらいまでであった。
  • また図書館は言葉遊びをやるのに絶好の場所であった。ファストフード店ではBGMが入るしキャピキャピした雰囲気がそのまま反映されたりしてしまうこともあった。しかし、言葉遊びの中ではとても自由だった。
  • さらに図書館では、言葉遊びの合間に貸し出しできない大きな絵画集などをよく眺めていたのであった。
  • 言葉遊びにそのままメロディをつけちゃおうと考えた時期もあったが、部分的に先に作詞に取り入れちゃったものもあった。あ 甘い匂い、い いい匂い、す 好きっていう告白を く 薬指にはめてあげたい、り 理論が解けるように、い イニシャルもほどけてゆく、む 無邪気なまま、であった。さらに、す 好きで好きで、 と トロけそう、ろ 論じなくても、べ ベイビー、り リップにキッスで い いいんじゃない、であった。
  • 単なる現実逃避だった、あるいはフィクションみたいな脳がそのままドキュメンタリー化してしまっていた。あるいはファンタジーの世界に住んでいたかった。
  • いわゆるこの創作の日々、特にはなうたを起源にしある意味枯らしてしまったデジャブにまだ水をあげるかというその空しさをバネに、しかしそれをあくまで呼び戻したいとする己の嗅覚、あるいは堪えきれぬ念をまといそぎ落としてしまったものを埋めようとする強い何かを結局はそぎ落としたままにしてしまったという悔しさを、パワフルなユーモアで包んだ歌の中に求めた結果、たわわな歌の実のようなものになってしまっていた、あるいはその実を削るほどに磨いてしまった。
  • 孤立ではなく孤独だった。しかし厳密に言うとある意味孤立なのかもしれなかった。作品の中に埋没してしまう傾向もあった。
  • ともかく思わず出だしマイナスな態度から始めてしまっていた。あるいは、なぜか分からないけれどもどうもしいたげられている感からくるしいたげられまいぞとする態度があふれてしまっていた。
  • ささいな言葉や物音に聞き耳を立てて過敏になり、その場しのぎで穏やかな表情のまま心の中で旅に出るという技を身につけてしまっていた。
  • 街中でフレームの中に映し出される自分はどのようなタイミングであってもブレずに写ってなければならなかった。あるいはかなり近い距離の場合はハーモニーがとても重要だった。
  • 漠然と書き記したものやメロディに当てはめようとしながらも作詞として当てはまらなかったものなどいくつかは、そのままあるいはまた違った短めの自由詩のような形にして残した。ここに大学生の頃から「はなうた」として録音してきたメロディの断片をはめることで完成した曲もあった。
  • 目に見えない微細な浮遊するものを寒天培地で培養してから清潔さに磨きがかかるようになってしまった。
  • 自信対策に関してはこの愛を一旦おむすびにして伸ばしていた左手の小指の爪をもっと伸ばそうかしらと思っていたら、元気が出るはなうたが浮かんできて思わず飛び上がってしまったのであったけれども、このことをきっかけとして今度はこのアルバムの輝きと自分自身を照らし合わせてみようかなとゆう気にさせてくれたこのはなうたに関しては感謝の気持ちでいっぱいであった。
  • 何しろ全てははなうたから生まれてくるわけであって、はなうたの存在自体を敬愛しているようなところがあった。はなうたがすごい速さで歌となる瞬間はまさにデジャブであり、自分はまるでデジャブなんじゃないかという嗅覚はあったが、無意識のうちにデジャブという概念を封印していたのかもしれないことを考え合わせるとデジャブであったと認めざるをえなかった。
  • 一番基本的な日常生活の中に含まれた事細かなあれこれを乗り越えてくれていた家族に対する感謝の気持ちはやはり欠けてしまっていた。
  • メロディに当てはめるわけでなくとも、思いつく言葉を次々に並べ替えたりして気に入ったフレーズを作るのが得意だった。しかしそういった気分に入り込むまで時間がかかるというのと、入り込んだ後はちょっと没頭ぎみになってしまう傾向もあった。
  • 地図上で街歩きのようにして世界中を旅した。
  • 置かれた状況や目の当たりにした景色、深く読んだ記事にわりとすぐに感化されてしまう傾向もあった。
  • 自転車の急ブレーキの音が遠くで聞こえた気がして慌てて側溝を飛び越えたら、まるで気を失うかのような光か何かの後でなぜか僕は深緑の中で歩いていたのだった。
  • 高校1年生の頃、バドミントンの新人戦にてもう少し頑張れば勝てるという試合なのに、みるみる試合数が減っていってこれ以上目立つのが恥ずかしくて負けた試合のことを思い出してしまった。
  • まず手始めに、一番最初にDysonでお部屋全体をくまなく清掃した後、背筋をキリッと伸ばし、もっと完璧に聴くべき「The Beatles」という存在があったのだった。
  • ワクワクして無邪気に遊んでるっぽくなってしまっていた。

 

もしかしたらもっとまとめて簡単に言い表すことができるかもしれないのですが以上の通りです。ご迷惑をおかけしました。