2015.5.19 Release
☆New Album『RED DATA SONG BOOK』☆ https://linkco.re/Z0vG5Ces
https://itunes.apple.com/jp/artist/tochikagami/id802889766
1.楽園CALL
2.アクアマリン
3.冠をあげたい
4.espressivo
5.005
6.リラの行方
7.ピリオド
8.願いのマンボウ
9.ホワイトリリー
10.七色スタート
『楽園CALL』
あなたを思い出している
海が見えるまでの 坂道の途中で
あなたが生きている世界を 幸せと呼んだけど
遠すぎる あなたがここにいない
人知れずマンゴー 遠浅で1人 あなたを呼んでいる
透明な午後が もどかしいほどに あなたへ繋ぐ術
あなたを思い出している
やしの木陰の まどろみの中で
南風がページをめくる間に 物語をさ迷って
また元の位置 あなたがここにいない
桃のように甘く 切なさの人魚 あなたを呼んでいる
叶わない距離を 引き寄せるほどに あなたへ繋ぐ術
久しぶりバタフライ 1人面舵
あなたの自由を 僕は奪えない
夕日に傷ついて 波によろめいて
あなた宛のラブソング
会えそうな未来 星が降る海で あなたを呼んでいる
意味が無くても 当たり前のように 隣にいて欲しい
桃のように甘く 切なさの海で あなたを呼んでいる
終わらない愛なら 僕を許してね あなたを呼んでいる
『アクアマリン』
水平線が潤んでいる
昨日の続きをこぼさないで
儚いモチーフを暖めたまま
約束みたいな目と目の言葉
静かに予報を結んでいる
同じかけらを合わせる入江
アクアマリンの願い事 はじめから何か違う
風見鶏うなづいて いつになくあなた向き
あなたもピンときたなら もうすぐ天使が矢を放つ
しなやかな狙いに覚悟して
水平線が潤んでいる
歌うカモメも冴えている
次の景色からデジャブな2人
アクアマリンの叶う星 ただの恋で終わらない
疑わない世界 いつになくなじんで
あなたもピンときたはず もうすぐそこの未来へと
ゆるぎない そのわけに涙して
『冠をあげたい』
疑わない私は守られている
見慣れない町で1人泳いでいる
優しいネコになると決めた私は
切ない横笛であの日々のおさらい
考えないで選んでいる 確かなものを選んでいる
坂をすべってのぼる 左にそれて恋に落ちる
あぁ その先に こころ 冠の人
下らない約束と誰も信じなくても
とっておきのまなざしを暖めている
真剣に甘えてあげる 隠さない爪を研いでいる
冠を飾りたい人 唱えた恋文のように
あぁ 変わらない こころ 冠の人
星を降らしながら眠る 開けないで音色だけ想う
長い余韻で結ぶ 季節を乗り越えて
あぁ 変われない こころ 冠の人
あぁ その先に こころ 冠の人
『espressivo』
まるいテーブルの 向こうに今日も
君とのテラスを思い出す
甘いまどろみ 愛と呼びたくて
君は細い指で 竪琴の姫
もう一度笑って 僕のそばで笑って
香り引き立つほどに ほろ苦い雨
こころ散らかして 君のはなうた
じゃましつづける いたずら猫
甘いかけひき 君にわざあり
少し焦げたけど 君のソファ
もう一度笑って いつもと変わらない
何気ないその声で 安心させて
思い出すためだけに 覚えていたくないよ
毎朝消えそうで 消えないアロマ
もう一度笑って いつもの町並みと
いないはずがない 君が足りない
思い出すだけなら 忘れるだけでいいよ
毎日消えそうで 消せないアロマ
もう一度笑って いつもと変わらない
何気ないその声で 安心させて
思い出すだけなら 忘れるだけでいいよ
毎日消えそうで 消せないアロマ
『005』
『七色スタート』
あれじゃないこれじゃない 何を探してる?
そうじゃないあの娘じゃない 誰を探してる?
何気ないふりをして 歩幅を合わせた
君が気付いてればいい
振り返って 見渡して 君はどこにいる?
そうじゃないあの娘じゃない 君を探してる
なんとなく気まずくて しぐさをまねた
君がなついてればいい
わざとらしく すましてる あどけないくせに
いつもより 前髪が整ってる
君がニコニコ そよ風の安心
君が笑ってればいい
こげ茶の僕の終着駅に 飛び込んできた華やかな線路
セピアの僕の景色の中を 鮮やかな花吹雪のラブリー
君をこよなく それがちょうど良く
日々をこよなく 君を愛しく
君に伝えても 答えなんかいらない
君が幸せになればいい
君に伝えても 答えなんかいらない
君が幸せになればいい
『ピリオド』
キスが潮風にじゃまされて
黄昏に小さく輝いた
遠い幻をかき消して
君を確かめた
あてもないまま 折り返して
まるく流れるようなスピードで
やたら絵になる素敵な場面を
戻りたくなるほど 思ったら
寂しげな ひとしずく
君のしぐさを焼き付けて
僕をフレームから外して
2人を余白に詰め込んで
現実を噛んだ
あてもないまま 繰り返して
軽く流れるようなリピートで
やがて絵になる素敵な未来を
戻りたくなるほど 泳いだら
悲しげな ひとしずく
あてもないまま ななめの夜空
もう傷つけまいと 誓いながら
寂しげな ひとしずく
悲しげな ひとしずく
『リラの行方』
切ないわけで 蔓のすべり台 君をシュールにひも解いた
広い原っぱに たどり着いてから 君の名前を呼んだ
風に隠された 甘い湿度は 君のしとやかな気配
僕は残された 軽い涙を 木の葉に乗せて飛ばす
遠すぎただけ 大人びてほつれ髪 どこにいても 君を感じながら
近すぎただけ 僕の頬を染めさせた 迷子の恋人を探している
リラ 君を愛せないよ まだ 君がそばにいないから
暦は 君のままだよ 僕の声が聞こえているの?
粋なテイストは 白いカーテンで 君は窓辺で待っていた
小鹿の挨拶に 君が似合ったら 君を隣と決めた
遠すぎただけ 幌開けてストレート 胸の奥で 君を照らしながら
近すぎただけ 間違っても譲れない 最後の恋人を探している
リラ 君を離せないよ まだ 君がそばにいないから
季節は 空のまま 僕の行方は 君がつかんでいるよ
リラ 君を愛しているよ 君のそばにいたいから
暦は 空のまま 咲き誇ってよ 僕の行くあてに
『願いのマンボウ』
気まぐれじゃなくて ただの偶然でも そのために生まれて
気の迷いじゃなくて 単なる奇跡は 永遠に暖かい
君の全てが今日も 夢描けるユーモア
見つめ合って決めるのがいいな 愛すべき謎の誰かを
僕はもう 孤独に泳がない
涙のセンシティブ もがいていたんだ 悲しみにとらわれて
君の未来は 僕にください 最後のマンボウ
君のせいで浮き上がって 現をぬかしたいよ
あり得ない絆がいいな 真夏の誓いも守らずに
このさきは 独り占めにさせて
気まぐれだとしても ただの偶然でも そのために生まれて
君の宇宙は 僕の海にする 最後のマンボウ
君の全てが今も 続きそうな深呼吸
はじめて知り合うのもいいな 同じ糸手繰りながら
君がもう 離れるのは無理
『ホワイトリリー』
寂しさは 1人のもの 星空は ただの現実
ふいに僕は ひらめいて 君の町想う
会いに行く 君に会いたい 甘い いい匂い
「好き」っていう告白を 薬指にはめてあげたい
君にシビレている以上 しぼり出しても枯れないよ
君にみとれている以上 君しか選べない
儚いはずのまま永遠 好きで とろけそう
君を裏切らないことに 君は気がつかなきゃいけない
静けさは 2人のもの 揃うのは 2つのかけら
ふいに僕は 瞬いて 君の宇宙想う
会いに行く 君に会いたい 甘い いい匂い
「好き」っていう告白を
この恋はつまり僕の 甘い いい匂い
「好き」っていう告白を 薬指にはめてあげたい
好きで とろけそう
君を裏切らないことに 君は気がつき始めている